プロフィール
岡部 功 (おかべ いさお)
第11期 主将
弓歴
大学 4年間
社会人 17年間
公益財団法人 全日本弓道連盟
千葉県弓道連盟所属
佐倉市弓道連盟 副会長
公益財団法人 日本体育協会 公認スポーツ指導員(弓道)
千葉県立 佐倉東高等学校 弓道部 指導者
2015年4月 獨協大学弓道部 師範
師範就任挨拶
みなさんこんにちは。
私は、この度、獨協大学の師範を仰せつかりました第11期の岡部功と申します。とても光栄であるとともにその責任の重さを実感しております。
しかし、獨協大学弓道部で後進を育成するということは、私をここまでに育てていただいた獨協大学弓道部、大内先生への恩返しができる絶好のチャンスだと思い、この重責を受けさせて頂くことを決意しました。
微力ではありますが、誠心誠意、全力でこの任務を全ういたしますので、みなさま方のご協力とご理解をお願いいたします。
さて、私が弓道部師範となるにあたって部員への挨拶の内容をこの場をお借りして簡単に紹介させていただきます。
『私は、獨協大学に昭和49年に入学し、弓道部に入部しました。まったくの初心者でしたが4年間大内先生の下で稽古に励みましたので、私の射の基本は大内先生のDNAでできていると思っています。
卒業後23年のブランクを経て弓道を再開したのが45歳のときで、再開後5年程度で錬士の称号を授与していただきました。
大内先生の射が基礎となっている私が全日本弓道連盟の称号者になるということは、まさしく大内先生の射が全日本弓道連盟でも通用する、いや通用するどころか私を通して高い評価を頂いていると実感し、改めて大内先生の偉大さを認識しました。
しかし、ここで転機が訪れます。
称号者になると研修会などの指導講師はすべて範士となります。この範士の方々と接して、その技量、洞察力などすべての面において弓道界の広さに驚かされました。これは新鮮な驚きでした。全日本弓道連盟には、すばらしい先生が大勢いいらっしゃるということです。
獨協大学の弓道は本物だという自負もありましたが、このまま自分が知っている狭い世界の中だけで満足していては、やがて取り残されてしまうという危機感さえ覚えたくらいでした。そのような場面を数多く踏む過程において、私の考え方もだんだん変化し視野も広がってきたと思います。
そういった経験から、私は現役の部員には、「獨協大学の弓道は・・・」とか「伝統」という言葉にとらわれないでほしい。小さな世界に閉じこもることなく広い視野に立って弓道の修練に励んでもらいたいと願っています。
私の弓道の基本は大内先生から頂いたものですが、私が教えるのは「大内流の弓道」ではありません。もっと大きな世界に、何のこだわりもなく挑戦できるおおらかな心を持つ弓道です。
私は、大内先生、鈴木先生の後任としては、甚だ心もとないと感じる方も多いと思いますが、より部員に近い立場で獨協大学体育会弓道部の発展にすこしでもお役にたてればと思い、また、その責任の重さに負けぬよう一所懸命取り組んでまいります。
よろしくお願いします。
平成27年4月 岡部 功
初代師範
大内 義平師範
二代目師範
鈴木 荘六師範